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トヨタも大企業病の撲滅にいそしむ時代に

トヨタ自動車ではハイブリッド車の増産などから人手が不足し、今春入社した大卒事務系・技術系の新入社員約900人を来年1月から約3か月間工場に配属し、車の組み立て作業を担当する、といった報道が見られました。

ハイブリッド車の販売が好調なことから、新入社員をラインに貼り付けて、人員の補填と経験を積ませることが表面的には読み取れます。 しかし実際には、昨年の金融危機以降、トヨタが受けた傷跡は外部の市場が縮小しているといった要因に限らず、むしろ社内内部の課題のほうが大きいものと判明し、社内における大企業病に対して、厳しい危機感を持っていることが推測されます。

外部や消費者の観点から見た、トヨタの持つ大企業病の兆候としては、

・モデルチェンジしても、なんとなく代わり映えしない車が増えた。
・前より確かに良くはなっていても、クルマ自体が大きく重くなっている。
・コストダウンの跡がやたら目に付く。
・その割に価格帯が上がり、体感的な価格が高いように感じる。
(この傾向は数年前まで顕著でしたが、今年に入ってからはコストに対しては留意しているように感じます。)
・北米や中国への輸出を意識しているためか、日本の交通事情に合わないでかい車が増えている。
・レクサスはその実売価格において、同じセグメントの輸入車より完全に高い。

という傾向があり、他にも新聞などで出ていることとしては、

・どういうようなクルマにしたいのか、全体像が見えにくい。
(ハイブリッド車も、歴代の課題は解決しているように思えますが、大きくなったこと・静かになったことを除くと、特徴が次第に弱くなっている印象を受けます。)
・部品会社や協力会社と関係が薄くなった。
・開発責任者の裁量が弱くなった。
・社内手続きや会議が増えている。

ということがあるように感じます。
こうしたことから、若いうちから視野を広めていくための試みではなかろうかと考えます。

かつてトヨタは、名古屋に本社があったこと・ハードワーク・独特の企業文化があり、就職人気が、東京に本社がある日産などよりはるかに低かった時期が長かった印象を受けています。
(よく"就職偏差値"というのがネット上にあり、この会社は社会的にこれくらいのポジション、というのがありますが、80年代までは証券コードも含めて規模は小さくても日産のほうが社会的な地位はありました。)

ところが十数年前から人気が出るようになり、俊英が集まっている印象を受けますが、ここ数年は企業規模の急激な拡大とともに、大企業病に苦しむようになっています。 「GMを抜いて世界一になったときが、トヨタの成長の限界点」といわれていましたが、そうした時代が現実に来つつあるように思われます。
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販促物を企画・制作する経営コンサルタント、有限会社ITソリューション 石川 貴善のビジネスブログです。

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社会動向・業界動向・事例などのケーススタディーを中心に、課題や原因・解決に至るアプローチをまとめたコラムを取り上げていきます。

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