スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

原子力発電所に関する個人的なスタンスと課題-「安全」という建前に隠れたリスク

原子力発電は、エネルギーとしての大きさや発電の仕組みなど、興味深い点が多々ありますし、個人的に写真撮影を趣味にしていますので、クラシックレンズの中には、放射性物質を含んだものを実際に所有しています。
(1度計測したことがありますが、通常の十数倍となります)

ところが日本の社会ではどうしてもイデオロギー的な色合いが強く、賛否がはっきり分かれてしまい、何らかの思想信条的なシグナリングとなってしまう面が否めません。

個人的な軸足を申しますと、エネルギー源が石炭から石油に移っている以上、エネルギー問題は日本のアキレス腱でもあり大きな課題の1つですので、費用対効果や燃料事情などにあまり振り回されない原子力は、十分に容認しているものの、下記の条件付きということになります。

1.エネルギー行政と運用管理の明確化
今までは都合の良いことは国で、都合の悪いことは電力会社で、実際に色々な指導や勧告などは行政の側であれこれ行う、というのがスタンスでした。基本的な方針は政府で、個別内容は電力会社の商取引と曖昧にしているメリットがありましたが、こうしたことが今回の事故の際にどこがガバナンスを持っているか、わかりにくいことにつながりました。


2.民間企業ゆえに安全管理に制約
海際で1箇所にたくさんの原子炉が集中している日本の原子力発電所の多くは、今回のように地震や津波に弱い、ということ以外にも、下記のような様々な課題を有しています。

・戦時やテロによるリスク
本来であれば、自衛隊の分屯地として警備と化学処理の部隊が平素から詰めている、また海上には防潜網を設置している、また消防や放水車などを持っている、という有事対応が欠かせないもの、あまりこうしたリスクやダメージコントロールを前提としていなかったことが、対応の遅れや被害の拡大に結びついた面は否めません。

・火災や停電のリスク
また今回の事故では自衛隊、消防や警察による消火活動が行われましたが、こうした組織の枠を超えた活動はぶっつけ本番だったことや、自衛隊の訓練も原子力発電所を守る訓練は行っていても、冷却や消火活動は全くの始めてで、十分な装備や経験を有していなかったことが見られました。
一部の報道では、「特殊な」防護服を着用してとありましたが、実際には国内にはなく、アメリカ軍から借りたと思われる公算が極めて強いでしょう。

・不法侵入によるリスク
また不法侵入の例としては、北海道の泊原子力発電所で付近の住民が敷地内にたけのこ狩りをして書類送検となった事件がありました。

ただはっきりいえますのは原子力発電に関しては前々から、建前としては安全だといってきましたが、都市伝説として今まで水面下でいろいろと言われていたことが現実になったということができます。また安全であると主張していたことから、建前上色々な事態を想定した対策が取れなかったということが大きいでしょう。
スポンサーサイト
プロフィール

itsolution01

Author:itsolution01
販促物を企画・制作する経営コンサルタント、有限会社ITソリューション 石川 貴善のビジネスブログです。

■ホームページ
http://www.it-planning.jp/
■プロフィール
http://www.it-planning.jp/corp/profile.htm

社会動向・業界動向・事例などのケーススタディーを中心に、課題や原因・解決に至るアプローチをまとめたコラムを取り上げていきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
Twitter
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。